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脳細胞は増える!

確か僕が学生の頃は、

「脳細胞というのは生まれた時が一番多くて後は減っていくだけだ、増えることは無い」

と言われていました。

で、当然ながら僕も半年ぐらい前までそのことを信じていました。

でも、久々に脳科学について勉強してみると、昔は常識だと思っていたことのいくつかがいつの間にか覆っていたのです!

こういうことはもっと大々的に宣伝して欲しいですよね、まったく。

ということで、今回は恥ずかしながらつい最近知った「脳細胞は増える」というお話しを書きます。

「そんなのあたりまえやん、今さらなに言ってんの?」

という方も多いかと思いますが、僕のように10年ぐらい前の知識で止まっている人もいると思いますのでご了承くださいませ。

 

そもそも、誰が最初に「脳細胞は増えることは無い!」なんて言いだしたのでしょうか?

それは1928年にさかのぼります。

その年にラモニ・カハール(スペイン)(ノーベル賞受賞)が『成熟した神経の経路は固定され、変更不能。全ての神経細胞は復活しない』という論文を発表、これをもって脳細胞は増えないということが広く世に示されました。

それから70年ぐらいはだれもこの説を覆せなかったようです。

そんな中1998年、スウェーデンのエリクソン氏らが50〜70歳代の末期ガン患者の方々に協力してもらい、死後に彼らの脳を調べたところ、脳の神経細胞が増えていることが確認されたのです。

また、イギリスの認知神経学者マグワイア氏が、ロンドン市内のタクシードライバー16人の脳の構造を調べました。その結果、ロンドンのタクシードライバーは普通の人に比べて脳の海馬と呼ばれる部分の細胞の数が多いことが判明、さらにベテランほど多くなることまで分かったそうで、その研究結果が2000年に発表されています。

これらの結果から、少なくとも海馬に関しては脳細胞は増えるということが証明されています。また、僕が調べた限りでは脳の他の部分については増えることはまだ証明されていないようです。

では、増える見込みがある海馬の役割は、大ざっぱにいえば短期的な記憶の保持です。

いろいろな外界からの情報はまず海馬に保持されます。

そして、何度も繰り返し入ってくる情報は重要なのものと判断し長期記憶として脳の各箇所に転写、そうでない情報はそのまま消去(簡単に言えば忘れる)されるということになります。

このように、海馬は記憶をコントロールする重要な部分というわけですね。

 

この事実は、記憶力が悪くなったことを単なる歳のせいにはできなくなったということを意味します。でも逆にいうと、歳をとってもまだまだ増やせる可能性もあるということ。

僕も恥ずかしながら今日で38歳になりました。

年齢を重ねることは避けられませんが、こういう事実を前向きにとらえて「昨日よりもすこし自分を成長させる」ことを毎日の目的として日々生きていきたいなと思います。

 

 

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