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ココナッツオイルを摂らなくても認知症に効く食事法

photo credit: Dầu dừa via photopin (license)

昨日、嫁さんから聞いたのですが巷ではココナッツオイルが大人気でお店でも品切れになっているそうです。

聞いたところによると、認知症に良いという内容のテレビ番組が放送されてからボケ防止のためにと、お年寄りの方々がこぞって購入しているのだそうです。

ココナッツオイルが認知症に効果があるという話は、研究方向もあり全くのデタラメというわけではありません。ですが、認知症に効くメカニズムを知れば、ココナッツオイルを血眼になって探す必要もなく、普段の食事を気をつけるだけでも同じような効果を期待することができます。

ココナッツオイルが認知症に良いと言われている理由

キーになるのはココナッツオイルに豊富に含まれる中鎖脂肪酸(MCT)の作用です。

現在、アルツハイマー型痴呆症の原因として脳(特に海馬)の糖代謝の異常が注目されています。

脳細胞のエネルギーはブドウ糖とケトン体の2種類あるのですが、アルツハイマー型痴呆症の患者さんは神経細胞がブドウ糖を上手く取り込めない状態になっていることが分かってきたのです。つまりエネルギー不足から脳細胞が破壊されるというわけですね。

ただ、脳のエネルギー源にはケトン体も使えますから、ブドウ糖がダメならそちらに切り替えて対応してほしいところです。

ところが、ケトン体は脂肪から作られるものなのですが、炭水化物(糖質)を過剰に摂取して血糖値が高い状態ではケトン体を作る体の代謝回路が活発に働きません。そのため、エネルギー不足の脳にケトン体を使ってもらおうにも使えないわけです。

そこで登場するのがココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸です。これは体内に入るとすぐに肝臓に運ばれケトン体の合成されます。

ですから、ココナッツオイルをたくさん摂ると血中のケトン体の濃度が増えます。結果的に脳のエネルギー源として使える量も増えるので神経細胞のエネルギー枯渇を解消でき認知症に効くというメカニズムです。

中鎖脂肪酸はココナッツオイルで摂取が適切なのか?

中鎖脂肪酸の効果は認知症で悩む人には夢のような話です。

しかし、実際に中鎖脂肪酸を投与して認知機能を改善したと報告する研究もありますが、検証はまだまだこれからという段階ですので注意してください。

さらに言うと、研究で使っているのは中鎖脂肪酸であってココナッツオイルではないことにも注意が必要です。

ココナッツオイルも加工次第で中鎖脂肪酸の量が違うという話もありますから、本当に効果を期待するなら中鎖脂肪酸のサプリメントを飲んだ方がよいと思います。

中鎖脂肪酸はアスリート用のエネルギー摂取のサプリメントとしても注目されておりMCTオイルという名前で探せば色々でてきます。

ちなみに中鎖脂肪酸を大量に摂取すると下痢になるので気をつけてくださいね。

糖質を控えれば同じかそれ以上の効果がある

先ほど認知症に効くメカニズムを説明しましたが、要は体内のケトン体を生産する回路が活発になればよいわけです。

そのもっと手軽な方法は糖質制限です。

糖質の摂取が極端に少なくなる=ブドウ糖が不足すると、ケトン体の合成力をアップしてエネルギー不足に対応しようとします。外部からわざわざ高価な中鎖脂肪酸を摂らなくても、体にタップリ蓄えられた脂肪からケトン体を作ってくれるのです。

さらに、脳の糖代謝の以上の原因の一つとしてインスリンが深く関わっていることが分かっています。糖質制限は血糖値を安定させインスリンの分泌も減らすことができるので、この代謝異常を改善出来る可能性も指摘されています。

実際、糖質ゼロのケトン食と呼ばれる食事はてんかんの食事療法として昔から行われており、認知症などのてんかん以外の精神疾患にも効果があるという報告もあります。

認知症が心配になるなら、ココナッツオイルを血眼になって探すより、まずは毎日の食事で炭水化物や甘いモノの摂取を控えましょう。

その方が簡単でお金もかからず、肥満や糖尿病にもダイレクトに効果があります。とはいえ、炭水化物の誘惑は強烈ですけどね・・・

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